転職動機は、
TCの人々の情熱や信念。

TCとの出会いは、コネクティッドサービスの先駆け「G-BOOK」のリリースでした。当時、SIerに勤務していた私が、協力会社の開発担当としてプロジェクトに参加。「無理難題を言うクライアントだな」と嘆きながらも、しだいに根底に流れる「人々の暮らしに貢献したい」という信念や情熱に共鳴するように。もともと「一般ユーザーに身近なシステムを開発してみたい」という思いもあり、デジタルメディアサービス(TCの前身)に転職を決めました。 入社後は、各種開発プロジェクトのマネージャー、テレマティクス事業におけるコネクティッドセンターの運用マネジメントも経験。そして、今では師匠と崇める方が、セキュリティ強化のための新組織を立ち上げることになり、そのメンバーに抜擢されました。「求められたら応えたい」がモットー。畑違い、初めての業務でしたが、挑戦してみることに。思えば、いまの私があるのは、TCのさまざまな人との「ご縁」のおかげといっても過言ではありません。

トヨタコネクティッド コーポレート管理部 経営管理室 室長 写真

支えになるのは、「倫理と正義」。

現在は、社内システムやWebサイトのセキュリティ全般を手掛ける部署で、情報管理統括責任者を務めています。企業は、万が一のサイバー攻撃などに備えなければならない時代。インシデントに迅速・的確に対応できるチームの強化を、経産省も提言しています。当社でも選任チーム「TC-SIRT」を設置。これだけの数のエキスパートを揃える企業はまだ少なく、これはTC経営陣のセキュリティへの強い思いの表れです。
この仕事で大切なのは、各事業のビジネススキームを理解しておくこと。各部署のセキュリティの監視・対応をするには、やはり業務の流れを知ることが必要不可欠です。そういう意味では、経営に近い視点も養えますね。
また、内部不正への対策では、ときには社員のプライバシーに踏み込むような確認も。そんなとき、支えになるのは「倫理と正義」という高い意識。会社の、ひいては「トヨタ自動車」の情報の安全を守る。そんな誇りを感じて取り組める仕事です。

トヨタコネクティッド コーポレート管理部 経営管理室 室長 写真

「世紀のムーブメント」の一翼を担う。

私たちの仕事は、「縁の下の力持ち」的存在です。しかし、視点を広げれば、やりがいのスケールはかなり大きくなります。例えば、今後、普及が予想される自動運転のクルマ。3次元空間情報など処理するデータは膨大になり、車載のコンピュータでは間に合わなくなるでしょう。そこで、安全運転のためのビッグデータが、クルマからTCのセンターに集約されることが予測されます。つまり、私たちの使命はセンターの情報だけでなく、トヨタ車の安全、人々の暮らしを守ることにつながるのです。これはTCの情報セキュリティ担当ならではの醍醐味でもあります。
小学生のときから思い描いていた、漫画の中の未来の世界が間もなく実現するなんて、わくわくします!自動車が「トランスポート」と「ファン」の両方の価値を提供していく。その世紀のムーブメントを、情報セキュリティのプロという立場から支えていきたい。クルマの、社会の未来をつくる。「オールトヨタ」の一翼を担えることが、大きな魅力です。