経営管理部 経理室 室長 Hiroki.I
大学卒業後、公認会計士2次試験に合格。監査法人2社にて、国内の有価証券報告書監査、内部統制報告書監査、会社法監査、アドバイザリー業務等を経験後、2017年に入社。現在は、経理業務全般の管理、運営の責任者としてチームマネジメント、業務改善に携わっている。
求められるのは、
スピード感とクリエイティビティ
「数字をつくりあげている」。この仕事を通して実感できることです。もともと監査法人で顧客としてTCを担当していましたが、外部からのサポートとは違い、やはり事業に関わっている手応えが感じられます。「コネクティッド」という注目を浴びる最先端のビジネスを支えている。その醍醐味が、仕事のやりがいにも繋がっています。
一方で、事業が次々と立ち上がるTCでは、スピード感やクリエイティビティが求められる場面も。新規事業では、会計処理などの検討も必要となるので、企画の段階からプロジェクトに参加。ビジネスモデルを的確に理解した上で、決算処理などのルールをゼロからつくりあげていきます。最新の知識や情報に精通していなければならないのは、急速な変化を遂げるこの業界ならでは。ルーティンワークというより、「ドラスティックな経理」。待ちの姿勢ではなく、自分らの提案で課題をクリアしたい人には、おもしろくてたまらない仕事だと思います。
数字に隠されている「気づき」が課題解決のヒントに
経理というと、数字を追うイメージがあるかもしれませんが、人と向き合う仕事でもあります。心がけているのは、メンバーの声にじっくり耳を傾け、働きやすい環境をつくること。また、マネジメント側の発信を、一人ひとりにわかりやすく伝え、全員のモチベーションを維持するのも室長としての役割です。
さらに、他部署とも緊密に連携していきます。経理は、数字の集計だけでなく、「追究」が大切。売上や利益がどのように生み出されたのか、深堀りしていくと、必ず「気づき」があります。「なぜ利益が上がらないのか?」「このコストは本当に必要なのか?」。常に疑問を持ち、経理の視点から数字を客観的にとらえることで、課題解決のヒントを見つけていく。
各事業部に、独自の観点で提案やアドバイスをする機会も多いのが、TCの経理の特徴です。もちろん、いざというときに円滑に協働できるよう、日頃から部署を横断してコミュニケーションを深めておくことも必要です。
経理の視点から
新しいビジネスを生み出したい
今年の1月に海外経理グループが立ち上がり、今後は海外との関りも増えていきます。個人的な目標としては、通訳を介さずに現地の担当者とディスカッションできる英語力を磨くこと。専門用語や微妙なニュアンスを伝えるためには、直接やりとりすることがベストですから。
また、TCでは「会社や働き方をよりよくするためなら、なんでもチャレンジできる」というスピリットが受け継がれています。経理のようにモノやサービスを扱う部署でなくても、積極的に事業に関われるような組織づくりもめざしていきたいですね。部署の壁を越えて、アイデアや企画を共有しあえれば、次のステップへの大きな足掛かりになりますから。
「経理とは、経営の羅針盤である」。以前、上司に教わった言葉です。これからも、数字という地図を描きながら舵をとり、ときには軌道修正もして、事業を推進していきたい。いつか、経理の視点から新しい事業が生み出せたら、おもしろいですね。