御社の事業内容、またフローイさんについてご紹介いただけますか。
まずはじめに、自己紹介をさせていただきます。
私はTFSPHマーケティング部門ニューモビリティビジネスユニットの一員として新商品の企画・開発を担当しているフローイ・デムダムと申します。現在、私が担当している商品の一つがコネクティッドオートローンです。
コネクティッドオートローンとは
近年、生活者の移動手段に自動車という手段が増え、フィリピン国内における自動車販売台数の拡大が見込まれる中で、自動車購入希望者におけるオートローンサービスも需要が拡大しています。
TFSPHの提供する「コネクティッドオートローン」は、位置情報取得機能を有するG-Fleet対応デバイスを車両に設置することで、お客様にローン承認を提供する代替手段です。
続いて、弊社の事業内容についてご紹介します。
弊社TFSPHは、トヨタやレクサスのフリートおよび小売販売店のお客様へ自動車金融サービスを提供することで、リース購入事業を展開しています。私たちの主な目的は、Toyota Motor Phillipines(以下、TMP)の年間自動車販売をサポートすること、そして、お客様にモビリティ・ソリューションや新製品を提供することです。これがフィリピンにおける弊社の目標とするところです。
G-Fleetを導入された経緯について教えてください。
現在、弊社のコネクテッドオートローン商品に使用しているG-Fleetシステムは、パートナー企業であるTMPから導入したものです。
冒頭でも説明しましたが、コネクティッドオートローンはローン条件を満たしていないお客様に、ローン承認を提供するための代替手段です。通常のローン審査に通らないお客様への自動車販売の拡大と、G-Fleetシステムによって車両の位置情報を把握し、資産保全に役立てることを目的としています。
G-Fleetの導入後、どのように活用されていますか?
G-Fleetシステムは、我々のチームメンバーが、車両の位置の確認と追跡のために活用しています。G-Fleetシステムを活用することで、製品やサービスの取引に伴う様々なリスクを軽減することができました。
また、私たちの日常業務においてもG-Fleetシステムはとても役立っています。システムを使用する目的は様々ですが、例えば、車両の位置の確認や追跡、レポートの抽出、新しい車両を登録したりしています。システムの使用時間は1セッションあたり平均3分程で、ユーザーがアクセスする頻度は1日10回程です。
G-Fleetの一番の魅力やメリットは何だと思われますか?
車両を追跡し位置を特定する機能は、最も魅力的な機能です。特にG-Fleetシステムのホームページでは、接続されている車両が自動的に表示され、フィリピン国内のすべての接続されている車両を一目で見ることができるので、非常に便利だと思います。
導入後、どのような効果がありましたか?
例えば、数字の上ではどのくらい改善されたのでしょうか。
2020年、私たちがリリースした車両の数は合計186台でしたが、2021年は1月から8月までに車両の数は634台に達し、大幅に増加しています。
G-Fleetシステム機能を利用したコネクティッドオートローンによって、そもそも承認されていない、あるいは承認される可能性の低かったお客様にローンの承認を提供することが可能になりました。
このようにG-Fleetシステムの導入は契約台数増加に大いに役立っています。
G-Fleetシステムを導入したコネクティッドオートローンで、実際にローンの審査を通過したお客様の反応はいかがですか?
これまで車のローン審査に通らなかったお客様が、G-Fleetシステムを導入したコネクテッドオートローンのおかげでローン審査に通ったということで、とても満足されていると思います。
フィリピンでコネクテッドオートローンの市場はどうなると思いますか?
私は成長の可能性を感じています。他のモビリティ製品にも使われるでしょうし、他のビジネスモデルにも使われるでしょう。現在、私たちはBtoCのビジネスモデルで活用していますが、今後はBtoBのビジネスモデルにも活用されていくと思っています。
現在は個人向けのサービスが中心ですが、BtoBへの展開の可能性はありますか?
はい。先に述べた通り、BtoBのビジネスモデルでも成長の可能性を感じていますし、BtoBへの展開は私たちが目指している未来です。