取り組み

全ての人が使えるITを。
スマホレスで実現させる、誰も取り残さない未来。

2022.05.30

全ての人が使えるITを。スマホレスで実現させる、誰も取り残さない未来。

スマートフォン上で動作するアプリにより、様々なサービスを享受できる今日。誰もが当たり前のように日々使っているアプリのダウンロード数は全世界で1,000億を超えるとも言われています。しかし、その現代の「当たり前」に目を向けた活動を日本マイクロソフト(以下、日本MS)様と一緒に進めています。その取り組みをご紹介させていただきます。

今回の取り組みが目指すものは、「全ての人に活用してもらえるIT」。スマホを持っていない、使いこなせない人にも、等しく便利なサービスを提供し、社会に貢献できる世界の実現を目標としたものです。便利な反面、高額な端末に高機能化や前提知識・新しいUIの操作など一定のリテラシーが求められてしまうスマホでの新サービス。それでは少子高齢化が進む日本国内は元より、高価なスマホを所有できない国々では「置いて行かれてしまう人」が存在してしまう可能性があります。
そこで、この課題に対して安価なデバイス・オープンソースの活用による解決を目標に、定期的なディスカッションから実際に手を動かす部分まで、日本MS様とお互いの長所、知識を活用して様々なものづくりをおこなっています。

トヨタコネクティッド(以下、TC)は専務の藤原が旗振りとなり、技術本部・奥山GMを中心としたプロジェクトチームがものづくりを進めていきます。タッグを組むのは日本MS様、しかも2011年にTCと共に「通れた道マップ」を構築した際のメンバーが再集結。互いをよく知る、息の合ったチームでプロジェクトが進行していきます。
まずはTCにて試験研究を行なっていた車載端末で危険運転を検知させるサービスに注目しました。これをより安価で汎用性のあるソリューションとすべくAzureとRaspberry Piの組み合わせを検討していく中で、実現性が高い事が分かりました。それまで「大量のデータ処理を高性能な端末で行う必要がある」と考えられていたものを、超小型・安価なIoTデバイスで代用可能となるまでには様々な試行錯誤や工夫・改善が必要でしたが、結果としてこれまでのコネクティッドサービスの前提を変えてしまうソリューションになる可能性が生まれました。

取り組みの現在地としては、既存サービスを廉価な存在とするだけに留まらず、このテクノロジを流用した様々な社会課題解決に向けてさらに前進させています。
無人販売における人物認識デバイス、画像認識による浸水検知、工場内輸送システムなど、従来のセンサーだけでなく、判断するという部分まで含めて小さなIoTデバイスが行い、さらにセンターとつながる事で集まったデータを元にさらに進んだサービスの提供など、未来に向けて歩を進めています。

TCと日本MS様との「本当に社会に必要なIT」を作る取り組みは、これからも拡大を続けていきます。

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