GLIPで活躍する多様なメンバーを
インタビュー形式でご紹介します。
第4回は技術企画室で新たなモビリティサービスの技術研究を推進しているカプランさんです!

2021.11.08

戦略本部 先行企画部 技術企画室 技術検証G
カプランさん

戦略本部 先行企画部 技術企画室 技術検証G
カプランさん

大内) まずはカプランさんご自身について教えてください!

カプラン) 僕はトルコのイズミールという西の町の出身で、大学卒業まではトルコで過ごしていました。大学ではソフトウェア工学を学んでおり、卒業後はソフトウェアエンジニアとして中国のメーカーでテストエンジニアとして勤めていました。その後日本政府の奨学金を得て、来日し博士まで取得。子供のころから日本製の家電やゲーム機に触れて育ってきたので、日本には親しみを持っていました。

博士課程ではインタラクティブデザイン、AR、Human Computer Interactionについて研究していました。自転車が好きなこともあり、スポーツ向けにARを活用したトレーニング方法などを検討していました。卒業後はロボット関係の会社で研究職として勤めていましたが、最後の方はエンジニアとしてフロントエンドの開発をしていました。

大内) TCには2021年8月に入社していますが、どこに魅力を感じましたか?

カプラン) 個人的に乗り物全般に興味を持っており、そこから自動車業界にも興味を持っていました。選考の中で、トヨタコネクティッドが将来的に高齢者の課題解決に取り組む、という構想を聞き、「ここで働こう!」と思いましたね。私自身、大学でスポーツとARの研究をしていた時に、高齢者の運動課題や保険料の問題に触れており、TCなら課題へのアプローチが出来ると確信しました。

大内) 現在はどのような業務に携わっていますか?

カプラン) 現在はプロジェクト3つに携わっています。中でも、ゲームエンジンを用いた車載器開発のPoCプロジェクトは主担当としてリードしています。現在はデザイナーやエンジニアと可能性を協議している段階です。他には車載器のニーズを調査するプロジェクト、次の研究課題を見つけるプロジェクトにも参画しています。

外部のパートナーとも協業しながらプロジェクトを推進しており、次に我々が何をしていくべきかを検討することができ、とても楽しいです。まだ始まったばかりで調査段階ですが、トヨタコネクティッドだからこそ実現できることを見つけ出したいと思います。

大内) まだ入社して3か月ですが、TCでの学びや成長は感じますか?

カプラン) まだまだ知らない世界があるなと日々実感しています。大学と企業では、研究の目的や進め方が異なります。大学では論文を出すことで予算が取れますが、企業は獲得した予算を利益の追求のために使う必要があります。ほか、TCの社内申請プロセスが長く非常に時間がかかるのには驚きました(笑)

最近はプロジェクトマネジメント業務にも関わる機会があり、自分の成長を実感しています。上長と話し合いながらチームで一緒に仕事をするという経験はこれまで経験してこなかったので、成長につながっていると考えています。

大内) 最後に、今後TCでチャレンジしたいことを教えてください!

カプラン) 社会の問題解決を行い、影響を与えるような研究がしたいと考えています。具体的には、経済的に弱い人の力になれるようなMaaSを開発することが目標です。例えばアフリカのコーヒー農家では、移動するお金がなく、せっかく生産したコーヒーを販売することができないという人たちがいます。どのように解決すればいいかわからない、という社会課題に対して、解決策を提示できるような研究をしたいと考えています。TCでは北米拠点にてR&Dが進んでいると聞いているので、将来的にはTCのグローバル拠点で活躍することもポジティブに捉えています。

カプランさん、ますますのご活躍に期待しております!


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グローバル経営企画部 戦略人事G
大内 瞳

キャリア採用担当。多様な業種、職種の経験を持ち、
GLIP内でも誰とでも気軽にコミュニケーションをとる。
情熱と冷静を併せもつ、採用チームの切り込み隊長。

キャリア採用担当。多様な業種、職種の経験を持ち、GLIP内でも誰とでも気軽にコミュニケーションをとる。情熱と冷静を併せもつ、採用チームの切り込み隊長。

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